この戦いが終わったら、ばあちゃんのカクテキ腹いっぱい食うんだ(後編)

| by Teenage Slang Session / じん |

さてさて、話変わって今回のフライヤーイラストは前回同様、オーティス、ジャニスと並んで唯一無二のボクのソウルメイトこと、ブラジルUFOというバンドの番長改め、ブラジルばんちょう。画伯にお願いした。

なぜならボクの絵がボツったから。そんでボツってどーしよと少し苦い顔しながら思ってたとこに、タイミングよく番長が電話くれた。なんとなく電話くれただけで用事は特にないって。

ビビビビっと、自分勝手に都合よく強烈な天命を感じた。返す刀でボクは用事があるって言った。絵描いてくれって頼んだ。テーマは?って聞かれたから、テーマはもちろん、ありがとうなんだけど、そういう意味も含めてボクの先祖の肖像画を描いて欲しいと頼んだ。

ボクのご先祖に朝鮮三代悪女といわれる人のひとりがいる。その人の絵を頼んだ。歴史的悪女なだけあって肖像画はないので参考になる程度の絵を送ってばんちょう。の想像力を爆発させてソウルフルなテイストで描いてもらった。

後日、描き上がったものはというと、とてもクリエイティブな絵を描き上げてくれた。嬉しかった。とても歴史が伝える悪行三昧の末に、呪詛した疑いをかけられて、自死した者という淡々とした結果だけじゃない人間味を彩色してくれた。ボクもこの絵を見て、悪行三昧の限りを尽くぞ!と奮い立つし、呪詛するぞ!と背筋がビッとなる絵でとても気に入ってる。

ボクには家族がないが、もしも子供たち子孫がいたらこの絵をみせて教えてやりたい。これがうちの先祖のひとりだ。どんどん悪いことするんだぞ、呪詛するんだぞ、と。

11月に生まれて11月に死んだご先祖。11月に死んだおじいちゃん。11月に生まれたボク。我が家の11月のブルース。なんかカッコいい。

これまでにボツった作品もいつか「ありがとう万博」とか開催できたら、幕張メッセのライブ会場の横とかで展覧したいですね。写真動画撮影禁止で入場料800円とかで。

こうやっていつものソファの上からジントニック片手に寿命を削って執筆しているのも誇らしい気分。酔いが回って段々文章がふざけ出したんで、今日はここらへんでよろしくどーぞ。ご精読どうも。あ、ぜひぜひ、ありがとう遊びに来てください。今回もいいのやっていると思います。