におにい作ろうボクらの世界

| by Teenage Slang Session / じん |

ボクらはちゃんと世界を作らないとならない。誰の主導でもない。ボクらそれぞれが主導するもの。誰かに頼むのではなく、誰かに託すのではなく、主導者となる我々がちゃんとやるやつ。

「ありがとう」という我々の企画がまだかろうじて存続している。本当はもっといい感じのペースでやりたいが、怠惰で、臆病で、慎重過ぎる我々が主導する世界。これでも立ち向かってやってるやつ。

結果、「やって良かったね。楽しかったね。ありがとう」と、言い合うためだけの企画。そういう世界。

少し活動にこなれてきたバンドたちが普通にやっているそれと、まったく変わらないことをしている。だけど彼らの「それ」とは何か違う感じを感じている。まだその「何か」はボクにはまだ分からない。

そもそも、ボクらTeenage Slang SessionとLife Is Water Bandには、もしも境界線や区別があるとすれば、活動範囲や仲間?的なものが全然違う。そこに関してお互い興味ないんじゃないかと思う。ボクは少なくとも興味がない。だからボクの知らないバンドに出演オファーを出して観せてくれる機会をくれる、たけしくんには、それだけで「ありがとう」だ。

そういったわけで、ボクとしては出演してもらうバンドは「お互い知らないバンド」というのを基本概念においてる。しかし、ボクは今回、number twoという古くから「ボクら」の界隈にもいたバンドを呼んだ。

他にもいくつか呼びたいバンドの候補はいたが、最近、彼らのBandcampで上げた新譜”I Was Here”を聞いて即刻呼ぼうと思った。

新曲よかったし、新譜の彼らがそこに至るまでに、モンドリ打ってノタウチ回って心の中で血反吐はいたんじゃないかな?って勝手に想像した。少し離れたところでnumber twoをみてきたボクにはそう思えた。あ、この人たち音楽やってくんだなって。

本人たちに「え?全然そんなつもりないっす」って、言われたら「チョーウケルしワロタしクサ生え散らかしたからラーメンおごれ」ってドラムの人に八つ当たり的に言ってやるけど。

とにかくボクは企画オファーの基本ルールを破った。でも…だって…音楽が良ければそれでいいじゃないか!ボクは作ることを真剣にやりたいんだ。邪魔なら破るし、壊すし、捨てる。他のことなんて本当に本当にどうでもいい。真剣にモノ作ってる人たちと刺激し合いたい。ボクもそうなれるように努力してる。作ることに関係ないものに一切関わり合いたくない。

ボクの身の周りにニセモノはいらない。ボクがホンモノだと思うものだけに触れられる世界を作り上げたい。ボクが5秒前の自分にニセモノを感じるなら手のひら返して土下座したっていい。そういう世界。

でも、まだそういう世界になりきってないと思う。でも、いつかそうなる過程の世界。ここまで読んだなら、そんな世界をのぞきにおいでよ。

ボクらも必ず新曲を作り上げていきます。

8/29(日)に吉祥寺Daydreamにて「ありがとう」企画開催します。